花一

え～・・・

 

前回から、とっても間が空いてしまいましたが・・・

息子が新型インフルエンザに感染し、下宿先から呼び出しがかかり、しばらく島根を離れておりました。

 

今日からまた、はりきって更新してまいりますので、よろしくお付き合いのほど・・・<(_ _)>

 

***★***★***★***★***★***★***★***★***

 

さて！

少々不安を抱えながら、右を選んでしまった二人！

 

山道を進んでおります・・・・・

 

 

・・・・・ずんずん下ります！

 

 

最初は良かったけど、だんだん道幅が・・・・・

 

日中なのに光が届いてこないうっそうとした山道。

落ち葉も道にへばりついて、近く車の通ったような形跡はナシ！！！

 

『こりゃぁ～、本当に地元のおっちゃんが軽トラで抜けるような道じゃぁねι(◎д◎)ノヾ』

 

･･････・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

更に道幅は狭く・・・地道じゃないのが唯一の救い(-_-;)

もう、既に二人の顔からは笑顔は消え去っています・・・

 

それでも行くしかありません(>_<)

 

私　『舗装してあるし、いちをカーブミラーもあるし・・・大丈夫じゃぁね・・・』

YM　『そういね～』

 

ガードレールが無いので、カーブにかかると、目の前はすぐ崖になるような山道

(フリーフォールとか、超高低差のあるジェットコースターの頂上とかを想像していただければ・・・)

 

『こりゃぁ、××町には出んねぇ・・・・・』

『道はひとつ！だから、どっかには出るさ！』

と、開き直ってはみたものの・・・・・(@_@。・・・

 

すっかり無口になった二人・・・

時速２０～３０キロくらいで薄暗い山道を下っていきます

 

ずんずんずんずん・・・・・・

胸のあたりが“キュン”とします(>ε<)

 

キュンとするからって・・・イヤイヤ恋じゃなくて・・・

 

あ！

これは“キュン”としてるんじゃなくて、“ヒャッ”としてるんだ～～

(でも“キュン”という表現がしっくりくるんだもの・・・)

 

『こんなことなら、来た道を戻った方が早かったねぇ～(~_~;)』

『しよ～がない！！』

 

私の胸は“キュンキュン”しっぱなしです(((>д<)))

今さらだけど、私は助手席・・・

 

・・・それから、どのくらい行ったでしょうか・・・？

 

 

薄暗い道の前方に、一人のおじいちゃんが・・・！！

 

『歩いてる人がいるんじゃけぇ、そろそろふもとぢゃろ～』

と、ちょっと安心したのもつかの間、やっぱり山道が続きます(>д<)

 

さっきのじいちゃんは、どこから歩いてきたのだろう・・・!?

こんなとこ一人で歩いてるなんて・・・

あ～コワ!!!

ってくらい、まだ下りが続き

『こりゃぁ、どっか出たとこで人に道聞かにゃぁいけんね～』

『まさか、津和野やら山口の方に抜けてないよねぇ～～』

 

不安に思いながら走る二人には、とてつもなく長い道のりに思えたその道に、やっと日の光が射し目の前に畑が拓け、

 

！！！！！待望の人影が＼(^o^)／

 

ナイス★！！！

 

農作業に行く途中(?)のおばちゃん♥

 

早速、

『すいませ～～～～ん！ここ、ドコですかぁ～？？？』

(≧▽≦)ゞ

 

はい*￣0￣)ノ！

 

すっかり私たちは“変な人”の目で見られましたよ！

『何ゆ～とるん、この人ら！』

みたいな顔でね・・・

 

でも、あたしたちは帰らなきゃいけませんからね！

恥ずかしさをガマンして、

『あのぉ～、ここの住所は何町ですか？？』

おばちゃん、ちょっと“ポカ～ン”とした顔で

『△△町よ』

 

よかったぁ～～！！

益田市内だったぁ～(>ε<)

『あのぉ～、市内に出るにはどっちに行けばいいんでしょうか？』

すっかり“迷子”です。

『この上の農道に上がって左に行けば・・・』

 

『ありがとうございま～～～～～っす！！』

 

もう、喜び勇んで駆け上がりましたとも！！！

 

農道に出てからの【時速６０キロ】のこのスピード感！！

 

でも、この安心感♪d(⌒〇⌒)b♪

しばらく行くと、見覚えのある道に出て更に元気が！

『あ～、なんとやれんかったねぇ～』

『あくびも出んかったねぇ～』

(車に乗った途端に眠気が・・・ってこと多いもので^_^;)

『それより、あのスピードで絶叫マシンの感覚を味わえるとは思わんかったわぁ～』

『ホント！今の方がよっぽどスピード出てるのにねぇ～』

 

・・・・・

ふと時間を見ると(その余裕も無かったんです)

来たときの倍以上の時間が・・・・

『KMさん、こりゃ～ナイショにしとこ～ね～』

『うん！！しとこーしとこー！』

 

そして・・・

葬儀屋さんから、追加が１本あることを聞いていた私たちは・・・・・

 

『あそこは、やれんとこじゃけぇ、二人で行かしてねぇ！・・っちゅうて、今度は軽に積んでさっきの所、左に行ってみようね！！』

 

 

・・・・・懲りないヤツらへ(^-^)乂(^o^)ノ

 

いやいや！

チャレンジャーと呼んでください！

遠出の配達で、いかに早く帰るか！

新しい抜け道を、日夜研究なのです(o^-’)b

 

しかし、二人の野望は店に着いた時には、見事に打ち砕かれていたのでした！

『はぁ　出たぁね！』

 

～ちゃん♪ちゃん♪～

 

こうして、おばちゃんとヨメのナイショの話は、本当にナイショのまま二人の胸の奥深くにしまわれたのでした～(≧▽≦)ゞ

タグ: ご葬儀, 配達

“本当はナイショのはなし・・・続き　　　(島根)”には2 個のコメントがあります。

1. 大津生花店 より:

   2009 年 12 月 26 日 12:10 AM

   こんばんは～
   続き楽しみに待ってました!!
   私も読んでいて胸が“キュンキュン”しました
   ご無事で何よりでした・・・
   いつか機会があれば左の道へ行って頂きたいのですが
   無理なお願いでしょうか・・・・

2. 72-004 より:

   2009 年 12 月 26 日 9:48 AM

   大津生花店さま
   ありがとうございます。
   私たちも、是非チャレンジしたいと思ってます！
   遊園地の無い、田舎の絶叫マシンは山道でした(^_^;)
   いつになるかわかりませんが、リベンジを果たしたあかつきには、またこの欄で・・・
   ～K～